中学1年生は入学して間もない4月の中旬に、1泊2日で富士山の麓、富士吉田キャンパスでのオリエンテーションに参加します。ここでは、ソーシャルスキルトレーニングなどのさまざまなアクティビティやクラスごとの係り決めなどを行います。自分を語り、たくさんの友達を作りながら、コミュニケーション能力を高めます。隣にいるクラスメートを「ともに学び、成長していく仲間」という視点でとらえ、人間関係を築いていくための第一歩を踏み出します。
入学以降の緊張感や不安を解き、クラスメートや学校に対する安心感や信頼感を獲得し、以降の学校生活をより充実させられるようにすることが、このオリエンテーションの大きな目的でもあります。物静かだった新入生も、これを契機に、活発な吉祥生へと変わり始めます。

吉祥に根付く「皆で認め合う」文化

「私」が認められる。自身も「私」を認める。誇りに支えられた「私」をさらに磨きあげます。
すべての「私」が活き活きと輝けば、皆が「私」を称えあいます。吉祥でのさまざまな行事で見せる一体感。リーダーもフォロワーも役割を全うします。
求められる「私」を確かめられれば、同時に「あなた」を貴ぶのです。仲間には、ライバルとして拍手を、同志として声援を送ります。努力する仲間に共鳴。悩む仲間に共感。仲間から謙虚に学びとり、皆が高まります。思いやりの真心を源とした規範や礼節を覚えます。そうして一人ひとりの「私」を紡ぎ、色鮮やかなコミュニティーを織りなします。
皆で認め合おう。支え合って力を蓄えたい。
生徒たちのその願いは、朗らかでかつ力強い吉祥をいつまでも守り続けていきます。

生徒の日誌から

富士寮にすすむにつれて、ビルばかりだった風景がたくましい木々に変わっていきました。大自然の中に建っている富士寮。東京に住んでいて自然とふれる機会のない私にとって、富士寮は心配のかたまりでした。しかし、実際に暮らしてみると、何もないからこその楽しみがあることを知りました。「なわとび」や「熊狩り」ではクラスメートと励まし合い、食後の「ホテルスイーツ殺人事件」の解決では自ら発言し、他の人の発言を聞くことで大きな問題も乗り越えられるということを知りました。そして何より、みんなで笑いながら食べるご飯の味を知りました。性格も間が方も違う39人がそれぞれの考えを尊重し、助け合うということは難しいけれど、それが達成できたときの思いは想像を超えるものだと思います。
これからこのクラスメート達と学校生活を過ごすと思うととても嬉しくなります。富士寮にみんなで来ることができてとても嬉しいです。富士寮で学んだことを大切にしてこれからの1年A組を良いクラスにできるよう、力を合わせてがんばりたいと思います。

生徒の日誌から

今回の「富士寮オリエンーション」で私は多くのことを学びました。1泊2日という短い期間の中で、得たものはたくさんあったと思います。
まず、楽しみにしていた「熊狩り」。広い原っぱで思いっきり体を動かすことができました。1回戦で負けたときは悔しかったけれど、その分2回戦目で、クラスで作戦を考え協力して勝てたときはすごく嬉しかったです。また、今まで成功したことのない難しい勝ち方で勝てたので、団結するとこんなに大きな力が出せるんだなと驚かされました。
そして、夜の活動では、謎解きのためのヒントを発表し合ったり、一緒に偵察に行ったことで、普段あまり話さない子とたくさん会話することができました。謎を解くのは難しかったけれど、一つ一つ解けていくうちにグループの中に嬉しさが広がり、ギリギリで全ての謎を解いたときには達成感と安心感でいっぱいでした。
そして、部屋では、他の部屋の友達を誘い、いすとりゲームやかくれんぼなど今あるものを使って工夫して遊びました。班のみんなとは、一緒に助け合って生活していくうちに、素敵な仲間になりました。また、他の部屋の子とも仲良くなり、よりクラスに愛着がもてるようになりました。そしていつもの学校生活では出会えなかったであろう他の組の子とも、協力して過ごしていくうちに、友達になりました。
今回の体験を通して私は、団結・協力することのすばらしさや、友情の大切さを実感しました。そして、これからの吉祥生活や林間学校がより楽しみなものになりました。これからも、友情の輪をさらに広げ、楽しい学校生活を送っていきたいです。