社会に貢献する自立した女性に


校長 藤本典子

吉祥女子中学・高等学校は、2018年に創立80周年を迎え、さらに新たなステップに向けて歩みを進めます。しかし、その教育活動の根幹にあるのは、創立以来大切にしてきた、建学の精神「社会に貢献する自立した女性の育成」です。

みなさんが大人になって活躍するこれからの時代は、今まで以上に大きな変化が予想されています。しかし、どのような時代でも、自主自立の精神、すなわち、自分の頭で主体的に考え自分の意見をしっかり持てるようになること、他人の価値観を尊重し認め合い、仲間と共に協力し行動を選択していくこと、さらにその行動の結果に責任を持つことが大切であることは変わりません。

日々の学習の中で知的探究心を持ち続け、視野を広げてください。また、行事や部・クラブ活動など日々の学校生活の経験を通し、他者とのコミュニケーション力や周りの人たちを思いやる気持ちを育み、そして仲間と共に一つのものを創り上げる充実感も味わってください。

さまざまな価値観と個性が豊かな多様性となって混在する吉祥らしさは、生徒一人ひとりの心の居場所となっています。さらに、この吉祥らしさは、これからのグローバル化した世界を生きていく姿勢にもつながっていると言えます。

吉祥では古くから国際交流が盛んで、中学3年次にはほぼ全員がカナダに行き、姉妹校と交流します。昨年度は、アメリカの学校と新たな友好関係を結び留学生を多数迎え、共に学校生活を送る刺激的な機会を持ちました。また、今年度は、アジア方面の高校との交流の機会を新たに創出し、アジアの一員としての視点を育てていきます。さらに、これからの時代に必要となるICT(インフォメーション・アンド・コミュニケーション・テクノロジー)についてはその環境を整え、生徒たちの自主的な活動をサポートしています。

みなさんの将来にはいろいろな可能性があります。吉祥女子で、素敵な仲間たちや先生たちと共に過ごす日々を通して、考えたり悩んだり、泣いたり笑ったりしてください。その中で、達成感や自信を一つずつ手に入れてください。そのようにして過ごした6年間の末、校章である「なでしこ」にもあるように、可憐でありながらもしなやかで、逆境にあってもめげずに立ち上がれるたくましさが育ちます。みなさんの輝かしい未来へチャレンジするため、吉祥での6年間を共に過ごしてみませんか。私たちはみなさんとの出会いを楽しみに待っています。