羽ばたけ撫子たち~卒業生の活躍~ - Messages from Kichijo OGs -

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インタビュー

学校新聞の制作と国語の授業での学びは、舞台芸術に携り、新しい表現を生み出す今の私の力になっています。自分の興味を存分に追究できる環境も、かけがえのないものでした。

独立行政法人日本芸術文化振興会 国立劇場勤務国府田真穂さん

現在のお仕事を教えてください。
国府田真穂さん(以下、国府田真穂 国立劇場の、歌舞伎制作の部門に勤めています。現在(2023年8月)は、主に9月歌舞伎公演『妹背山婦女庭訓』の文芸業務を担当しています。文芸とは、制作の中でも「言葉」にまつわる業務のことを指し、台本の準備が特に重要な仕事になります。国立劇場での『妹背山』の上演は27年ぶりになるので、過去の上演資料を収集し参照しながら、今回の上演のための台本を作成しています。ほかに広報の文章を書いたり、プログラムに掲載する解説文を書いたりもします。
現在のお仕事を選んだ理由を教えてください。
国府田真穂 吉祥在学中に、芸術鑑賞会でミュージカル『エリザベート』や宝塚の『ベルサイユのばら』などの一流の作品にふれたことで、舞台芸術の面白さを知りました。その頃、漠然と「舞台に携わる仕事をしたい」と思い始めました。歌舞伎を観るようになったのもこの時期です。その後、大学で幅広いジャンルの舞台芸術について学ぶ中で、日本発の演劇である歌舞伎の可能性を追究したいと考えるようになり、現在の就職先を選びました。
6年間の吉祥生活で得たもので、現在につながっているのはどのようなことですか。
国府田真穂 出版部(現在の新聞委員会)の活動と国語の授業です。出版部では、日々の学校新聞の制作のほかに、初の吉祥祭への参加にも挑戦しました。部員たちで話し合いを重ね、協力して一つのことを成し遂げた経験は、多様な関係者とのチームワークが求められる歌舞伎制作の現場でも活きていると思います。また、国語の授業では、読んだ文章に関連する事項についてディスカッションしたり、時には作品を創作したりもしました。歌舞伎の制作者には、歌舞伎の作品や歴史をとことん追究し、新たな公演を生み出す力が求められます。吉祥で博学な先生方の力を借りながら物事を追究した経験は、私の原点と言えるかもしれません。
吉祥生へのメッセージをお願いします。
国府田真穂 私は中学・高校時代、興味を持ったことに存分に取り組みました。吉祥には生徒が興味関心を抱いたことを追究する後押しをしてくださる先生方がいます。皆さんもぜひ、自分のやりたいことに思いきり取り組み、楽しんでください。

Profile

国府田真穂さん

独立行政法人日本芸術文化振興会 国立劇場勤務

経歴

2012年4月
吉祥女子中学校入学
出版部に所属し、中心となる編集委員会の一員として活動する
2018年3月
吉祥女子高等学校卒業
2019年4月
慶應義塾大学文学部人文社会学科入学
2023年3月
慶應義塾大学文学部人文社会学科卒業
2023年4月
独立行政法人日本芸術文化振興会に就職
国立劇場制作部歌舞伎課に配属 現在に至る