4月上旬の春の日の午後、中学入学式は、厳かに挙行されます。
上級生の生徒会役員からひとりひとり真っ赤なカーネーションを胸につけてもらい、少し緊張し、少し恥ずかしそうに、しかしまっすぐ前を見つめて新入生たちは会場の体育館に入場してきます。
式中では、コーラスクラブの先輩方が美しく歌う吉祥の校歌を聞き、学校概要の説明があります。その後、1人ずつ呼名されると、新入生は元気に返事をして立ち上がります。
そして、校長先生や理事長からのあいさつに続き、上級生代表の生徒からも温かい歓迎の言葉があります。続いて、新入生の代表の生徒からも、これからも吉祥での中学校生活に対する抱負が述べられます。最後に、中1担当の先生方の紹介があり、閉式します。

多角的な視野と多様な価値観

新入生代表の入学の言葉より

 私たちは、この中学校生活を通じて広く多角的な視野で物事を考え、多様な価値観を認め合える心の余裕を持てるよう成長したいと思います。結果として社会に大いに貢献できる人間になれれば、と考えています。そのためにも、個人個人の目標と夢を実現するよう、私たちは日々の努力を怠らず、自ら何事に対しても明るく、前向きに、笑顔を忘れずに積極的に行動していきたいと思っています。

声をかけ合い、協力しあう仲間との出会い

新入生代表の入学の言葉より

 同級生のみなさん、人はひとりだけでは生きていけません。学校生活でも同じことです。共に声をかけ合い、支え、協力し合う仲間となり、感謝の心を忘れず、学校生活の困難を乗り越えていきましょう。そして、この吉祥女子中学校を盛り立てていきましょう。