5月23日(金)、中学1年から高校3年生の約140名の生徒が参加し、「南極教室」を行いました。「南極教室」は日本と南極・昭和基地とを衛星回線で結び、南極にいる観測隊員と生徒がリアルタイムで交信する国立極地研究所の主催によるプログラムです。
現在南極に滞在している第66次南極地域観測隊として本校の卒業生(浅井咲樹さん)が派遣されており、浅井さんを含めた隊員の方から現地での様子や研究の内容、隊員のみなさんの生活や役割について直接話を聞くことができました。雪一面に覆われた昭和基地の前から中継を繋いだ時には生徒たちから歓声が上がりました。
この時期の南極は極夜が近く、スタートした朝9時でも真っ暗で、10時51分が日の出の時間となります。それを聞いた生徒たちはとても驚いているようでした。また、浅井さんが行っている魚に超音波発信機を取り付けて行動調査する研究についての話には大変興味深く耳を傾けていました。
昭和基地とつながる体験を通して、生徒たちが南極についての知識を深め、自然科学への興味を喚起すると同時に、卒業生が活躍する姿を見て、自分たちの未来を想像しながら、目標に向かって進んでいく力を得ることができたようです。