
10月18日(土)及び11月8日(土)の秋空の下、萩原茂理事長とともに、文学にまつわる場所をめぐる「第14回文学散歩」を開催しました。今年は、文豪や蔦屋重三郎の足跡と近代日本の成り立ちを訪ねて、竹橋・神田・皇居界隈を散策しました。
如水会館を起点に、錦三・七五三太公園、テラススクエアビル(博報堂旧本館)などを経由し、護持院ヶ原の敵討の石碑では、歴史と文学が交差する出来事について、保護者一同、萩原先生の解説に耳を傾けました。
一橋門跡、和気清麻呂像を巡った後、東京国立近代美術館、国立公文書館を見学。特に、公文書館での元号の書、憲法制定時の署名、終戦の詔書は、筆書による資料が持つ重みを実感する機会となりました。
後半は皇居東御苑へ。北桔橋門から入り、天守台、富士見櫓、松の大廊下跡などを巡り、最後は大手門で解散しました。
両日程とも大人数での開催となりましたが、江戸から近代へと重なり合う街の成り立ちを辿りながら、終始和やかな雰囲気の中で進行しました。移動中や見学の合間には、参加者同士の会話も活発で、感想や気づきを共有しながら歩く姿が印象的でした。知識を得るだけでなく、交流を通して理解が深まる、有意義な散歩となりました。
<中学役員K>




