留学だより(アメリカ Miss Porter’s Schoolとカナダ公立高校)

現在留学している生徒から留学レポートが届きましたので、その中から2つを紹介いたします。

留学だより1  アメリカ パートナースクール Miss Porter’s School (高校1年 Hさん)

【授業】
Public Speaking…効果的なスピーチをどのように行うかを学ぶ授業です。実践形式で、数分間のスピーチ、アイコンタクトやボディーランゲージを実感するゲーム、託児所での読み聞かせをしました。自信を持ってスピーチができるようになった気がします。1クラス9人のとてもアットホームな雰囲気の楽しい授業でした。

US History and Literature… 文学作品を読みながらアメリカンドリームや奴隷制などの歴史的な事柄について考える授業です。文章を精読して作品全体のテーマや歴史的背景について分析するエッセイを書いたり、ディスカッションをしたりします。クラスメイトが中学校以前で習ったことが前提で授業が進んで大変なこともありましたが、クラス全体でのディスカッションで発言できる時はなるべく発言するように心がけました。

Algebra … 扱っている内容はすでに吉祥で習ったことですが、答えまでのアプローチが日本とは違ったり、英語の数学用語を新しく覚えないといけなかったりと興味深い授業です。また、答えに至るまでにどのような過程を経たかを説明する問題が多く、数学用語を使いながら英語で論理的に説明するのが難しかったです。授業では、普通に関数電卓やグラフ生成ツールを使うのでカルチャーショックを受けることも多かったです。

【寮生活とホストファミリー】
私の寮は45人の大所帯です。寮母さんや11年生のサポート役の生徒に毎日助けられています。留学前は家では両親にやってもらっていた家事的なことも1人でやらなければならず最初は大変でした。秋休みのホストファミリーは学校から車で1時間ほどのところに住んでいて、ひとつ下の学年と、12歳のホストシスターがいます。家で一緒に映画を観たり、Thanksgivingを過ごしたり、ホストシスターの試合を見に行ったりと楽しく過ごしました。

【秋学期を振り返って】
大変だった日々が長く続いた怒涛の日々でした。国民性やバックグラウンドの違いから、多様な価値観に驚きました。この3ヶ月で学校生活のリズムは分かったので、これからはより深い人間関係を築いて、新しいことに挑戦したいです。特に、自分の殻に閉じこもらずに、自分のコンフォートゾーンから1歩踏み出してもっと開放的になることを意識したいです。1秒1秒を無駄にせず、楽しむことを第一に過ごしたいです。

 

留学だより2 カナダ公立高校 Youth For Understanding(YFU)利用 (高校1年 Mさん)

【授業】
Individual and Family Wellness …個人・家族の一員としてよりよい人生を送るために探求する、ディスカッションベースの授業。アイデンティティの構築、認知発達論、SNSとの向き合い方、精神障害、性関係のありかたなど、人生の中で誰もが経験しうる多様なトピックを話し合いながら学びました。ディスカッションの中で積極的に発言をすることができました。

Gender Media and Culture …ジェンダーへの意識の変化をメディア(映画、広告、SNS)や文化背景を通して分析し、ジェンダー平等を推し進めるためにどうしたら良いのか探求しています。扱った題材としては、#ManosophereのSNSコンテンツ、 『Little Woman』(若草物語の実写映画)など。#Manosophereとは、女性蔑視的かつ過剰に
男性に力や強さを求める、昨今広がっている思想のSNSコミュニティで、これらの啓発系動画が特に思春期の男性に大きな影響力を持っています。フェミニズムの対比として扱いました。また、このクラスを通して、州が主催するInternational Women’s Day Contestに応募し、私はNB州の抱える問題として男女間の賃金格差を上げ、その背景には、ステレオタイプなジェンダーロールの価値観による、家の外で報酬を貰える仕事に従事する時間や職種にギャップがあると考察し、その不平等の解決を啓発するポスターを提出しました。

World Issue… 世界の課題についてリサーチベースで学ぶ、社会科の授業。主にグローバル化による世界の相互依存、地政学について学びました。最も課題量が多く、読み、書くことが求められたのではじめは苦戦しましたが、内容はとても自分の興味に合っていたので何とか着いていくことができ、だんだんと速くできるようになりました。たくさんあった中でも、国連人権宣言の一条一条を読み解いてその長所と短所、どんな時に守られていないかを考える課題はやりがいがありました。文書を批判的に、持ちうる社会的知識と組み合わせながら考えることを学びました。

Early Child Development … 妊娠から就学までの子どもの発達プロセスを学び、どのように接するべきなのかを考える、説明と板書がメインのクラス。ベイビーブック(母子手帳)と子ども向けのアクティビティブックを創作しました。ベイビーブックでは妊娠から1歳半まで月齢ごとに成長や心配事の書かれたお題を受け取り、それを母になりきってどう対処するか、調べながら記録を作りました。アクティビティブックでは、幼少期の発達過程を学んだうえで、それを促進するような幼児が遊べる本を作りました。本に書いてある絵を、指をさしながら発音することで認知発達を促す遊びや、紙をめくると絵が出てくるような仕掛けや点つなぎなど微細な運動神経の発達を促す遊びなどを載せました。

【ホームステイとホストファミリー】
ホストマザーとホストブラザー(7歳)と私の3人で暮らしています。マザーは私の通う高校で英語を教える先生でもあり、学校生活や学習においてもサポートしてもらっています。ブラザーとは、良い友達のような関係を目指しています。レゴブロックなどで一緒に遊んだり、ディズニー映画を観たりすることは、語学力向上にも役立っていると感じます。全くルールのわからない家庭に飛び込み、適応していくのは時に大変ですが、その分日々に新鮮さや受け入れてもらえた喜びを大いに感じています。言語、文化はもちろん年齢層も日本の家族とは違う家族と接し、困惑したり気を使ったりすることはありますが、困ったことやわからないことは自分から相談するのが大切で、相談すれば親身に応えてもらえます。その経験を通して誰とでもうまくコミュニケーションをとり、程よく自分を出していくことを学べていると思います。

【4ヶ月を振り返って】
留学生活を始めて早くも4か月が経ちました。冬休みが終われば、3週間ほどで前期期末試験となり、学校生活も半分の折り返し地点を迎えます。すべてが新しかった9月とは変わって、ホームシックを経験しながらもだいぶこちらの生活に慣れ、心置きなくお話しできる先生や友達も増えました。ドイツ人、スペイン人やベトナム系カナダ人の友達ができ、放課後や休日も楽しく過ごしています。これからもますます交流の輪を広げて、残りの6か月間をより充実させていきたいです。

 

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