10月31日(金)から11月6日(木)まで5泊7日(+機内泊1)の日程で高校1年生の希望者215名による第37回カナダ語学体験ツアーを実施しました。約55年の歴史のある吉祥女子の国際理解教育プログラムの中で、最も長く続いており、最大規模の海外研修です。カナダ西部ブリティッシュ・コロンビア州の州都ビクトリア市のホテルと校外の家庭にホームステイをし、文化体験・語学体験をします。11月3日(月)には、3クラスが40年近く姉妹校関係にあるダンカン市内の私立共学校Queen Margaret’s School(QMS、グレーと緑の制服)を訪問しました。残りの3クラスは昨年度から姉妹校関係にあるビクトリア市内の名門女子校St. Margaret’s School(SMS、赤い制服)を訪問しました。また、どちらの学校も一年留学中の吉祥女子の高校1年生がいます。留学生は姉妹校の生徒として、クラスメイトや担任の先生方と再会しました。吉祥生は、姉妹校の同年代の生徒達と少人数での交流・校内見学・ランチを楽しみました。文化交流では日本の歌と校歌を披露し、生徒リーダーがお礼の言葉を述べました。
カナダの一般家庭での3泊4日のホームステイでは、文化の違いに戸惑いを隠せない生徒も多かったようですが、貴重な経験ができたようです。生徒アンケートによると、今年度は特にホームステイが良かったと答えている生徒が多く、一生懸命コミュニケーションを取る努力をしたと、前向きに取り組めた生徒が多かったようです。最終日はバンクーバーの空港に近いホテルに一泊し、クラス毎にバンクーバー観光を楽しみました。
写真は姉妹校での全体写真、見学や交流の様子の他、各見学地、ホストファミリーとの様子です。

以下は、参加生徒のアンケートからの抜粋です。
◆英語が苦手で海外に行くことも初めてだったので話が通じるかどうか不安なことが沢山ありましたが、分からないことがあってももう一度聞くなど積極的に発言することでコミュニケーションを取ることができました。ホストファミリーともしっかりと話をすることができ、異文化にも触れることができて良かったです。
◆今までは英語で言っていることがわからない時は理解するのを諦めて、なんとなくやり過ごしていましたが、ホームステイで、ホストファミリーの言っていることがわからない時に何回も質問したり、自分の言いたいことが伝わっていない時に言い方を変えて、伝わるように試行錯誤することで、英語の能力が向上したと感じました。
◆今回この研修に参加することによって国際的な理解が深まり参加して良かったです。当初は不安でいっぱいでしたが、実際にカナダに着いてみると現地の人々は皆優しく、とても楽しい日々を過ごすことができました。今回の研修ツアーを通して、自分の視野が大きく広がったように感じます。英語を話すことに対する不安も減りました。ホストファミリーにも親切にしていただいたので不安もなく楽しくホームステイの時間を過ごせました。
◆このカナダ研修が私の人生初の海外旅行でした。行く前は不安なことも多かったですが終わった今では研修を受けたことに後悔はないです。とても実りの多い5泊7日になりました。参加前よりもっと積極的になれたと思います。海外で数日間過ごしたことによって、自分が成長した気がします。初対面の人と英語で話し、意思疎通することは緊張しましたが、楽しかったです。将来、またカナダに行きたいです。
◆初めての海外で、行く直前まで自身の英語力やコミュニケーション力に不安があり、あまり今回の研修旅行に前向きではありませんでした。ですが、実際に現地に着いてみると、想像以上に地元の方々優しさや街の美しさに、将来再び訪れたいと思えるくらい、とても良い経験になりました。このツアーは、自分にとっての挑戦ですが、価値のある経験を得られると思います。今回このような機会を与えてくださった両親、ホームステイ先の家族、先生方その他沢山の職員の方々に心から感謝を伝えたいです。ありがとうございました。
◆QMS訪問では自分の伝えたいことがなかなかうまく伝わらず苦戦しましたが、それでもジェスチャーを交えてなんとか会話したことで、自分の意思を伝えようとすることが特に大切だと実感しました。私生活が全て英語という慣れない環境に始めは不安も多かったが、英語を通してカナダの文化を学ぶことができ、非日常的な様々な体験ができたので、この研修旅行に参加して良かったと思います。1週間知らない場所で知らない人に囲まれて違う言語で生活したことで、親と日本のありがたみを実感しました。英語を話すことは大変でしたが、異文化体験は人生において、自分にとって有益でとても貴重な経験になったと思います。




