文化人講演会に小宮山利恵子先生をお招きしました(高3)

 

6月16日(水)、スタディサプリ教育AI研究所所長、東京学芸大学大学院教育学研究科准教授の小宮山利恵子先生をお招きして「アントレプレナーシップを持つ意義とは何か?」というテーマで講演していただきました。

緊急事態宣言下での開催にあたり、新型コロナウイルスの感染拡大を防止する観点からZoomによるビデオ会議システムを利用し、講演者の方と各教室を結ぶ形で実施しました。先行きの分からない時代における挑戦の大切さを説く先生のお話に、生徒たちも大いに刺激を受け、講演後の質疑応答も活発に行われました。


【生徒の感想から】
今回の講演会では、生きていく上での心持ちとしてとても大切なことを学ぶことができました。まず「失敗とはなにか」というお話では、失敗は決して悪いことではなく、何かを高めるチャンスであるということを学ぶことができました。私は周りの目を気にしたり、失敗を恐れすぎて、保守的な選択をしたりしてしまうことが多いです。しかし、小宮山先生のお話をお聞きして、失敗を恐れて保守的になることは自分の為にならないし、周りの人たちにも還元するものがないかもしれないとふと思いました。それは自分にとっても周りにとっても損なことかもしれないと考えるようになりました。

そして、自分を高める5つのステップの中の「人材における自分のポジションを確認する」というお話もとても心に残りました。私は良いアイデアを出すということに苦手意識があって、学校生活で様々な決め事があるたびに、自分の想像力の無さに絶望します。豊かな想像力があり、たくさんのアイデアを持っている人々が社会で活躍している姿をテレビやSNSで目の当たりにして、想像力の無い私を必要としてくれるところはあるのだろうかと不安に思うことが多くありました。けれど、小宮山先生の「人は起・承・転・結のどこかの人材に必ず当てはまる」というお話を聞いて、必ずしもアイデアマンである「起」の人にならなくても、他に活躍する場はあるのだとわかり、「起」以外で自分はどこに該当するのかを考えてみようと思いました。

最後に、この先の世の中では、自分自身で方向性を見つけ出し、積極的に行動していくことが大事になってくると思います。小宮山先生の講演会で得られたことを胸に刻み、先の見えない世の中を強く生きていけるような、失敗を恐れない積極的な人になりたいです。

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