高度な技術の習得と創造性を学ぶ

音 楽

昭和44年に開設された芸術コースの精神を今もなお継ぐ本校の授業では、一貫して「音楽を楽しむ」から更に発展させて、演奏を通して養われる表現力を能動的にとらえ、自分の内から発せられる次元まで高めていくことを目指しています。授業内容へ

美 術

「美術」という概念は時代とともに益々広い意味で捉えられるようになってきています。
吉祥は造形教育を基本としながら、現代における美術と教育・社会との関係を考えます。中学美術ではオーソドックスな造形教育を吉祥オリジナルの教材とカリキュラムで行なっていますが、高校美術系に進級すると、その広がりを実感として体験することが出来ます。授業内容へ

音 楽

吉祥の音楽では、以下の3本柱で中学1年生から高校1年生まで授業を展開しています。

主体性・客観性を育む

  1. 1 声楽(合唱)声楽
    成長めざましい生徒の体の発達に考慮し、まずは歌いやすい音域の曲を選曲してのびのびと声を出すところから始めます。学年が上がるにつれて日本歌曲や、イタリア歌曲、ドイツリート、ミュージカルナンバーを取り上げ、それらのすべてを原語で歌います。
    また中学1年生から3年生までは、毎年2月に学校外の大ホールを借りて合唱コンクールを開催しています。
  2. 2 器楽(弦楽器)
    中学1年生では、全員がヴァイオリンに取り組みます。まずは2人で1台のヴァイオリンを使い、楽器の扱いや基本的な構え方から始めます。初めて楽器に触る生徒がほとんどなので、お互いに助け合いながらゆっくりと導入していきます。
    楽器に慣れてくる中学2年生からは、1人1台の楽器を持ち、中学3年生になるとヴィオラやチェロを導入して、合奏へと発展させていきます。低音が入った時の厚みのある響きに驚く生徒も多く見られます。
    もっと発展させていきたい生徒は、自発的に課外授業を受けて練習に励んでいます。

      声楽と器楽ともに、中学1年生、2年生で基礎を固め、中学3年生以降の3学期には、自由参加で演奏会形式の発表会を実施します。選曲から始まり、誰とチームを組み、どのように構成するか、伝えたいテーマは何かを話し合う活動を通して、企画運営力を養っていきます。

  3. 3 鑑賞
    音楽史の流れにそって各時代の名曲を取り上げ、時代背景、風土、文化、歴史をたどりながら学んでいきます。年に一度は演奏家を招聘して、授業内で演奏会を実施します。演奏後には演奏者と話を交わし、音楽をより身近に感じることができます。
    これらの活動を積み重ねていくなかで、音楽とは「人間の生活そのもの」であることに気付いていきます。
美 術
  1. 1 総合学習ではなくデザイン学習
    社会人になると、より社会性の高い課題の中で美術的な能力を発揮することが求められます。その学習の場として吉祥では「デザイン」という科目をおいています。デザインでは、個人が持っている「表現欲求」を社会へ適合する形に昇華し、リサーチやプレゼンテーションなどの双方向型のコミュニケーション手法も使って問題解決を導きます。言語的なものに加え、非言語的な色や形や編集能力など高度なコミュニケーションを駆使することが求められます。

    デザイン学習 デザイン学習 デザイン学習
  2. 2 プロジェクト型学習
    デザイン学習をより効果的に行なうためには、学校の中だけの課題ではなく、実際の社会の課題に取り組み、解決方法を探ることが重要です。こうした見地からプロジェクト型学習を実践しています。プロジェクト型学習を経験することで、その先に見えるビジョンを明らかにしていくことが出来ます。
    「知ることは行動すること、知識は行為されて初めて知となる」ということをプロジェクト型学習は教えてくれます。
  3. 3 学びの場の創出
    プロジェクト型学習を実践するために、「教室の延長としてまちを捉える」という発想で、生徒の学びを実践する〝場〟を学内だけでなく広く学外にも求め、その成果を教室に持ち帰っています。〝場〟の設定がうまくいくと、学校と社会がシームレスにつながり、学習効果をいっそう高めることが可能になり、ひとつのロールプレイとなって生徒の自信の源になります。
※ 以下、プロジェクト型学習例
1.「危機の時代のデザイン」

2011年の東日本大震災に絡めた災害時におけるデザインの可能性の提案で高校生デザイン選手権に参加

2.「芸大生にチャレンジ」

作品制作から展覧会開催までをまるごとデザインし、ギャラリーにも協力を求めて実践

芸大生にチャレンジ 芸大生にチャレンジ
3.「商店CIプロジェクト」

近隣商店会との合同企画で商店のマークや看板などのアイテムをデザインし実現

商店CI 商店CI
4.「景観カラーサインデザインプロジェクト」

善福寺公園や西荻窪駅周辺を舞台とし、まちのカラーリサーチを元にサイン表示と設置場所を市や区に提案

5.「子どものための遊具プロジェクト」

幼稚園児の身体計測やインタビューをもとに大型遊具を制作し遊んでもらうなど、いずれも美術で学んだ造形力や思考力を元に具体的な課題の解決に取り組んだものです。