涙も笑顔も輝憶(きおく)になる

まだ吉祥祭の興奮が冷めやらぬ中、10月2日に八王子キャンパスにて大運動会が開催されました。
今年度のテーマは「輝憶(きおく)」。
一瞬一瞬の輝きを大切に、そして心に深く刻む——そんな思いが込められた言葉です。
応援団、大玉送り、色別対抗リレーなど、どの競技でもたくさんの声援があがり、白熱した試合となりました。
なかでも高3ダンスは、多くの人の記憶に残ったように思います。例年はプログラムの中盤で行われていましたが、今回は大運動会を締めくくるパフォーマンスとして披露されました。徐々に揃っていく動き、息の合った振り付け、そして最後に見せた高3全員の笑顔が会場を包み込み、観客席では感動の涙を流す人もいました。一人一人が全力で踊る姿は、まさに「記憶に残る瞬間」として輝いていました。
6学年が縦割りで4色のチームに分かれて競い合った結果、優勝は黄色組、準優勝は青組、第3位は緑組、第4位は桃組となりました。黄色組が優勝したのは、高得点種目の大玉送りで1位を取ったことが大きな要因だそうです。この競技の1位は80点で、4位とは60点もの差がつきます。
今年度の大運動会も、みんなの心にしっかりと刻まれる「輝憶」となりました。
全力で取り組んだ競技、仲間と過ごした時間、応援し合った瞬間——その一つ一つが積み重なって、特別な一日になりました。
これが、私たちの「輝憶」です。
(中3 K.M.&F.R.)